文は夢の外側


回虫のような生物が自分の部屋で大量に発生する。
 とりあえず、それを指で潰す。非常に脆い。どれくらい脆いかというと、小麦粉に水を混ぜて軽くこね、両の掌で挟み、転がしながら伸ばしてひも状に伸ばした感じだ。様々なバスタやうどんのように時間をかけて良くこねた末に寝かせ、発酵させることによって弾力や粘りが出ているような状態ではない。
 回虫モドキは軽く引っ張っればぷつりと切れてしまうし、人差し指で軽く押しただけで潰れてしまう。私の普段の感覚で部屋でそんなものが大量に発dermes生すれば、間違い無くパニックになるだろう。しかし最中は至極冷静であった。
 
夢を振り返って:夢の中での回虫はまさにTVや何かの本で見た姿のままだったが、大きさとしては街中で見る標準的なミミズと同じくらいあった。つまり、白いミミズという風にそれら姿を想像すればしっくり来るだろう。私が知っている現実の回虫よりは、一二回り大きい。色のせいもあり、ミミズの設定が多少混じっているものの体の節は目立たず、ひょっとしたら今回の奴は節が無かったのかもしれない

補足・訂正情報:まず『回虫発生』本文中に「発酵」とありますが、うどんやパスタを寝かせる行為は「熟成」が正しいようです。そちらの一文は夢の外側、つまり現実の世界にいる私が夢を記す際に客観的・一般的な説明のために加えたものでして、夢内部とは異なり康泰領隊、外部からの説明部分は情報の正確さを可能な限り期さなければならないと考えています。なにぶん、それでも思い込みや勘違いはやはり避けがたくあるのですが、今回は気づけた範囲ということで早速対応し訂正を致します。失礼しました
また先ほどWikipediaで「回虫」の項目を調べてみました。本物の回虫には節は無いようです。大きさに関して言うと成虫で雄15~30cm、雌20~35cmにまでなるとか。
私が夢の中でミミズと比較して大きいと感じたのは、回虫康泰領隊の知識自体が曖昧だったせいもありますが、おそらく記憶にあったものが幼虫の大きさだったのかもしれません。ちなみにWikipediaにも回虫の資料画像は載っているため、リンクを貼ることは見送らせて頂きます。もし自身で調べる際も苦手な方は十分注意してください  


2015年05月06日 Posted by ranjian at 12:22Comments(0)